ふくしま未来研究会助成金事業

ふくしま未来研究会とは
企業・団体への助成制度

 ふくしま未来研究会は、市民から寄せられた善意を原資とする独自の助成制度や、寄付推進の専門組織「公益財団法人パブリックリソース財団」とのタイアップ基金を創設。福島市を元気にする取り組みに活動資金を贈っています。助成の申し込み方法など詳細は、ふくしま未来研究会へお問い合わせください。

【未来の祀りふくしま】

鎮魂と再生を祈る新しい伝統文化 震災に屈せず 故郷を守り抜いている姿を世界に発信!

「神楽」で悼み、「祭り」で祓い、再生の力に

 福島稲荷神社をメイン会場に、2015年8月21日から3日にわたって開催した「未来の祀りふくしま」は、のべ1000人の皆様に見ていただくことができました。プログラムは、シンポジウム、トーク&ライブ、「ふくしま未来神楽」奉納など7つの演目で構成しました。

費用面の苦労が尽きない新しい試みの
背中を押してくれた助成金

 なかでも最終日に披露した「ふくしま未来神楽」は、実行委員会発起人の詩人和合亮一が自身の詩を基に、阿武隈川を東京電力福島第一原発事故で苦しむ竜に見立て、震災で亡くなった竜が再生するまでを描きました。お面や衣装などの制作には、福島にゆかりのある方々が関わってくださいました。失われた魂に心を捧げ、震災に屈せず故郷の歴史・伝統と未来を模索し、震災の意味から作りあげていこうと思案した新しい祈りの形の誕生を、たくさんのお客様と分かち合えたことは、この上ない喜びです。私たちのようなチャレンジは、費用面での苦労が尽きません。途方に暮れていたところ「ふくしま未来基金」の助成をいただくことができ大きな支えとなりました。私たちは、「未来の祀り」が福島の文化になるまで続けていきたいと思っています。

Profile
未来の祀りふくしま実行委員会

 2014年暮れ、まちづくりの活動を再開しようと異業種の仲間が集まり実行委員会を立ち上げた。鎮魂と再生の新しい伝統文化、 震災に屈せず故郷を守り抜いていく姿を世界に発信していこうと準備を進め2015年8月「未来の祀りふくしま」を開催した。

http://www.mirainomatsuri-fukushima.jp/

【福島に伝わる絹糸紡績と機織り技術の保存、継承と普及】

福島の織物文化、手仕事の継承に努めながら、心に染みるものづくりの魅力を伝えたい

個人や仲間の力の限界を支えた助成金

 震災後、福島市民家園手織りの会で日本の近代化を牽引した福島の養蚕と織物文化を調べていた時のことです。民家園に展示されている「弓棚機」は、全国的にも珍しい織り機だと分かり、文化財として残せないかと考えるようになりました。しかし、個人や仲間の力だけでは限界があります。そんなときに「ふくしま未来基金」の助成を受けることができました。早速、世界の織物を研究している国立民族博物館の吉本忍名誉教授をお招きし、その価値を伝えると行政も動き出しました。文化財となった先人の知恵が次世代の創造力になっていくと思うと本当にうれしいです。

御倉邸で「手しごと展」、
旧堀切邸で「三人展」を開催

 ほかにも真綿の手紡ぎの担い手育成事業の活動発表として、今秋「手しごと展」を御倉邸で、「三人展」を旧堀切邸で開催することができました。5日間で県内外から数千人のお客様をお迎えしました。東北とヨーロッパを繋ぐ「HASEKURA2.0クラフトルーム」にも参加することができました。バルセロナの会場で福島の誇り「入金真綿」を使い手紡ぎの実演をすると皆さん興味津々。ますます次世代と未来のために福島の織物文化を継承しながら、国内外に情報を発信して行きたいと思うようになりました。

Profile
工房おりをり

 福島市在住の染織作家、鈴木美佐子主宰。福島市民家園で手織りの担い手を育成する「福島市民家園手織りの会」や、真綿から手で糸を紡ぐ担い手を育成する「手紡ぎの会」などを通して福島の織物文化の継承に取り組んでいる。

http://someori-kobo-oriwori.jimdo.com/

【福島に伝わる絹糸紡績と機織り技術の保存、継承と普及】

福島の織物文化、手仕事の継承に努めながら、心に染みるものづくりの魅力を伝えたい

活動から歌や交流が生まれ
中学公民の副読本にも

 「福島ひまわり里親プロジェクト」は、二本松市にある福祉作業所で作られた種を全国の「里親」が育て花を咲かせ、採れた種を福島に送り返してもらい、その種を福島県内に配布し、花を咲かせ、種を搾油し、最終的にはバスのエネルギーの一部として活用するという仕組みです。これまでに全国で累計17万人(2015年度12月現在)以上が参加してくださいました。さらにたくさんの方々に知っていただきたいと「ひまわり絵本」「ひまわり結婚式」「ひまわり甲子園」などの展開をしています。全国と福島の子どもたちの交流も、ひまわりから生まれました。取り組みは、中学公民の副読本、道徳教材にも取りあげられ、全国へ広がる機会を得ました。

事業の継続だけでなく
助成金が変化と進化を後押し

 震災から4年が過ぎ、事業の継続に加え変化と進化が必要だと感じていたときに、助成金をいただきました。絵本の再版や事業の継続ができたことで関係者は、大喜び。何より課題だった運営の安定化と、伝達伝承に必要な資源をご提供頂きました。これは大きな一歩です。今後は、ひまわりに関する仕事と福祉作業所を繋いで障がい者の自立を支援したり、里親が福島に見に来るひまわり見学ツアーや、取り組みを学ぶ教育旅行など、ひまわりを通して震災とその後の福島に関心を持ち続けてもらう事業を展開していきたいと考えています。

Profile
特定非営利活動法人 チームふくしま

  地元を盛り上げようと若手経営者を中心に結成。2011年にNPO法人化し復興活動を展開。

 東日本大震災の2カ月後からスタートした「福島ひまわり里親プロジェクト」は、全国と福島をひまわりで結ぶ活動として拡がり続けている。

http://www.sunflower-fukushima.com/

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